混合ワクチンについて
 出生時に母犬からもらい受けた母子免疫は徐々に失われていきます。
 消失する時期に合わせてワクチン接種をするのが1番ですが、個体差により免疫の消失
 時期が異なるので、最も早く消滅するケースを考慮して初回ワクチンを打ちます。
 ですが、免疫が残っているうちはワクチンの中に入っているウイルスもその抗体が処理
 してしまうので初回ワクチンには効果を期待することができません。
 そのため、2回(3回)の追加ワクチンを接種する必要があります。
 伝染病からワンちゃんを守るため、忘れずに必ず打ちましょう。
 当方では生後50日以降に初回ワクチン5種または6種を入れております。
 感染の危険性は地域によって異なりますので、お迎え後のワクチン回数や種類は獣医さ
 んと相談して決めてください。


   狂犬病ワクチンについて
 狂犬病は人を含めた全ての哺乳類に感染し発病すると100%死亡する恐ろしい感染症
 です。生後90日を過ぎた子は蓄犬登録と狂犬病予防注射が義務付けられていますので
 混合ワクチン接種の最終日に獣医さんと日程の相談をしてください。
 その後は年1回(4月~)の予防注射が必要です。
 * 「 予防注射実施猶予証明書 」
 死を伴う副作用の疑いがある時は接種が免除される制度があります。
 リスクがあることを獣医師が判断した場合に限り発行してもらえます。  


   ワクチンの副作用について
 ワクチン接種後は72時間以内に顔や首周りの腫れ、発熱、アナフィラキシーなどの副
 作用を発症するリスクが高いです。
 万が一のアレルギー反応に迅速に対応できるよう午前中の接種をお願いいたします。 


   フィラリアについて
 フィラリアは蚊の媒介によって心臓にフィラリア虫が寄生し命に関わる怖い病気です。
 蚊が発生する時期(当方では5月~12月)に合わせてフィラリアのお薬を動物病院で処
 方してもらってください。
 フィラリア薬は予防ではなく感染後に対処する駆除薬なので、蚊がではじめた1ヶ月後
 から蚊がいなくなった1ヶ月後まで、月1回の投与が必要です。
 忘れずに飲ませてあげて下さい。
 * 感染しているワンちゃんへの投与は大変危険です。必ず、フィラリア検査(血液検査)
 をしてから処方してもらってください。なお、去年の冬場以降に生まれ感染の可能性が
 ない子は検査の必要はありません。

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